お泊り保育を通して

　お泊り保育は特別の日として、夕方の散歩や花火、映画鑑賞に加え、同じ夏遊び（プールやペインティング、砂遊び、ボールすくい等）にも時間の余裕からか、子ども達にもわくわく感が溢れています。こども園では、子どもたちが早朝より夜遅くまで過ごすので、自分で出来ることは自分でする機会が多くありますが、お泊り保育を経験すると、子どもたちは更に一回り大きくなったように感じます。過保護、過干渉の中で過ごす毎日に比べて、他人の布団やタオルの上でも寝られる、決まった時刻に起きる、着替える、畳む、朝食、うがい、歯磨き等、自分で出来ることは数多くあります。昔から、「転んだ子どもに手を差し出す度に、わが子の値打ちを少しずつ下げている。」と言われています。また、お泊り保育の一日は年長児が年少児に、多くのことを教えてあげたり、手伝ってあげたりしてくれる機会でもあります。縦割りクラスの絆が一段と高まった一日でもありました。