6月のおたより
- 2016年06月17日
- トピックス
おおらかで物知りな方から学ぶ午後の時間
小学生の運動能力低下が少しはおさまったようですが、女の子に比べ男の子のボール投げなど、低くなったままの項目もあると聞いています。学校でダンスが必須になったりサッカー人気の高さに比べ、地域でキャッチボールをする男の子がめっきり減ったことなどにも原因があるようです。
こども園でも、運動不足の子どもが多くなり、自由遊びの時間に些細なケガをする子が増えてきました。体操の先生の指導のもとに決められた運動ではケガはないのですが、少し乱暴なその子の好きな動きを許容する(午後の自由遊び)時に発生しています。遊具を無くしたり片づけたりするのではなく、午後の自由遊びの時間に経験豊富な体操の先生に来ていただき、「同じ遊具でもこんな遊びに発展するんだ!」とより多くの遊具を出して子どもの自己選択を意識して保証してあげるようにしています。
同じ遊具であっても「こんなに楽しく遊べるんだ!」と子ども達は飲み込みが早く大喜びです。当然ですが、新しい自由遊びへの挑戦にはリスクも多くなりますが、運動苦手な子も好きな動きを保証してあげると運動遊びが好きになることを期待しています。そのほかにも手作り遊びの先生に来ていただき、折り紙や簡単なおもちゃを創る午後の時間も設けました。手足は脳の活動にも直結していますので、学ぶ力やコミュニケーション力にもつながり、日頃できない体験を通しての危険予知能力も高まると思っています。