トピックス [渋川あゆみこども園]

渋川あゆみこども園のお知らせ

10月のおたより

感即動

 先般のパラリンピックでの日本人選手の活躍には大変感動しました。また同時に今までの意識が大きく変わったのを覚えています。障がいを隠すのではなく、個性であり多様性として捉え助け合うことの大切さを感じました。交通事故等で人生の半ばにして体が不自由になっても決して折れることなく元気に充ち溢れた姿へと変わられたのを見聞きして考え方や意識が変わりました。
 ところで、国では早くから、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を社会人として働く上で必要な基礎的な能力として定義しています。また最近、教育の現場で盛んに言われている学習方法のアクティブラーニングに必要な要素もほぼ同じです。また先月のおたよりで取り上げた、子ども時代に多くの人が経験した「ままごと遊び」も同じような力をつける遊びであるとともに、常に「感」じて「即」「動」くことで成り立っています。
 しかし現実を見てみると、地球規模で変化するスピード社会に加え大規模災害や益々多様化する価値観等を前にして、考えすぎてその一歩を踏み出せない人が大勢います。
 筋書きが通用しない不確実な社会だからこそ、また不安や挫折感を払拭するためにも、「感即動」でとにかく一歩踏み出し、試行錯誤しながら自分を高める習慣を子ども達の姿から学ぶことが大切と思っています。

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